川崎通り魔事件 心霊。 タクシー無線から「知らない人」と聞こえてくる話が怖い

梶ヶ谷トンネル(第二梶ヶ谷架道橋)

川崎通り魔事件 心霊

8月15日(水)19時54分から放送された『最恐映像ノンストップ6』(テレビ東京系)でとりあげられたタクシー無線から女性の声が聞こえてくる話。 タクシー運転手の今井さんが、とあるトンネルを通ってすぐのところで、無線機から突然「知らない人」という女性の声が聞こえてくる怪現象が起きた。 その後も3度、このトンネルを通るたびに同じ声・同じフレーズが無線機から聞こえたという。 実は過去にこのトンネルでは刺殺事件があり、被害に遭われた女性が亡くなっている現場でもある。 当時、犯人は捕まっていなかった。 最恐映像ノンストップ6が放送された直後から、この現場を特定するものが現れ、川崎通り魔事件のことではないかというウワサがさっそく広まった。 この事件は2006年、女性がアルバイトの帰宅途中にこのトンネルで通り魔に刺殺された。 この事件の数か月後に犯人は別件で逮捕されており、のちに服役中の自白により川崎通り魔事件の犯人であることが明らかになったというもの。 今回、番組の撮影で女性の声の検証を行っているが、数回このトンネルをタクシーで通り、声が聞こえるか試してみたところ現在は、この女性の声は聞こえなくなっているようだ。 犯人が逮捕されたことによって「知らない人」と、誰かに伝える必要がなくなったのだろうか。 無線機からの女性の声を再現したものが流れたが、とても耳に残る音声で怖いというネット民が多数いたとか。 「知らない人」 霊の声はこのように聞こえるのだろうか。

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【衝撃事件の核心】川崎11年前の通り魔殺人 男の“告白”が時計の針を動かした 「女性から虐待」「切り裂きジャックに憧れ」(4/4ページ)

川崎通り魔事件 心霊

引用: 2019年の5月28日の朝、小学校へ行くためにスクールバスを待っていたカリタス学園の生徒たちや付き添いの教師・保護者が、両手に刺身包丁を持った男に次々と刺されていきました。 この男=犯人は、岩崎隆一という名前の男であることがわかっています。 犯人である岩崎隆一の経歴や詳細については、後ほど詳しく述べていきます。 岩崎隆一は、登戸第一公園付近にあるコンビニエンスストア前で2人の大人を持っていた刺身包丁で刺しました。 この時被害にあって亡くなったのが外務省でミャンマー語のスペシャリストとして活躍していた小山智史さん 39 になります。 小山智史さん 39 は、岩崎隆一によって背中を数回刺され亡くなったと見られています。 その後、岩崎隆一は登校しようとカリタス小学校専用のスクールバスを待っていた児童たちの元に駆け寄り、バスに乗ろうとしていた小学生たちを次々と刺していきました。 岩崎隆一は「ぶっ殺してやる」と言いながら子供達の元へ向かっていたと言います。 子供達を狙う際、首を狙っていた岩崎隆一。 スクールバスの運転手に「何をやってるんだ!」と言われた岩崎隆一はその場から逃げようとしましたが、まもなく警察が到着しました。 岩崎隆一は犯行直後に自殺 引用: 今回の川崎市登戸殺人事件において被害に遭って亡くなられた2名についてをまとめていきます。 1人目の被害者である栗林華子さんはカリタス学園小学校に通っていた小学6年生で、まだ11歳でした。 栗林華子さんは明るく、元気いっぱいな性格でした。 東京都多摩市に住んでおり、登戸からは15kmほど離れているため、登戸駅を使って電車通学をしていたと見られています。 栗林華子さんの両親は、「失ったものの大きさに悲しみが止まらない。 添えられた献花の多さに、いかに娘がみなさんから愛されていたかを感じる。 」といった旨のコメントを出されています。 2人目の被害者である小山智史さんは39歳と若いながら、外務省でエリートとして働いていた素晴らしい方でした。 若く、未来がある2名を殺害したうえ、他にも重軽傷を負った被害者の方はたくさんいます。 カリタス学園とは? — 2019年 5月月28日午前6時54分PDT 今回の事件で被害に遭ったカリタス学園とは、一体どのような学校であるかを紹介していきます。 カリタス学園とは、幼稚園・小学校・中学校・高校から成るカトリック系の学園であり、神奈川県川崎市多摩区中野島に所在しています。 2017年まではカリタス女子短期大学もありました。 カリタスとは「CARITS」=愛を表しており、名前の通り生徒のことを考えて生徒のための学校作りをしていたと、実際に通われている生徒の保護者が述べていました。 カリタス学園バス停は登戸第一公園という所の近くにあり、電車通学をしてくる子供達などのために、学校まで児童を送り迎えしていました。 今回の川崎登戸事件では、ここで犯行が行われました。 カリタス学園のは事件当日の夜に記者会見を開いていました。 理事長である斎藤哲郎さんは今回の事件について、「何とも言えない蛮行によって、落ち度のない子供たちが被害に遭ったことは怒りのやり場もなく、痛恨の極み。 」と述べていました。 また、好調である内藤貞子さんは、亡くなった栗林華子さんについて述べており、「毎朝、校門の前に立って『おはよう』と声を掛けると、『おはようございます』と返してくれる子供だった。 」と述べており、「今日も元気のいいあいさつを聞けると思っていた。 」と無念の思いを述べていました。 犯行現場にて児童たちの引率をしていた倭文覚(しとり・さとる)教頭は、児童を6名バスに乗せたところで、列の後ろの方で叫び声が聞こえたという事件当時の証言をしました。 また教頭の証言では、「岩崎隆一は犯行後包丁らしきものを持ちながら、無言で振り回しながら走っていく姿が見えた」ことがわかっています。 岩崎隆一はカリタス学園になんの恨みがあったのかわかっていません。 しかし、カリタス学園の登校時間・場所をわかったうえでの狙った犯行であり、殺害には新品の刺身包丁を使っていたということから、何かしらの思惑があり計画されたものであるとも考えられます。 カリタス学園の評判 カリタス学園に通う生徒や保護者の方からの評判は、• 「穏やかで心地の良い学校。 「人と人との交流を大切にした最高の学校。 「クラスで参加するイベントが多く、絆が生まれる。 「先生方が優しい。 「素直な生徒が多い。 」 などといった良い評判が多く見受けられます。 カリタス学園の偏差値と実績は? 引用: 岩崎隆一は神奈川県川崎市麻生区に住んでおり、2019年5月現在の年齢が51歳の男性になります。 職業は現在まだ明らかになっていません。 川崎市が行った記者会見では「岩崎隆一は長期間職に就かず、引きこもり状態であった。 」と言っています。 しかし、岩崎隆一本人は「食事も洗濯も自分でやっているのに、引きこもりとはなんだ。 」と事件前実際に言っていたようです。 岩崎隆一は職に就いていなかったため、叔父と叔母からお小遣いをもらって暮らしていたという情報もありました。 防犯カメラなどの映像から、岩崎隆一は「読売ランド駅」から「登戸駅」までは電車を利用して来たと見られています。 岩崎隆一の幼少期 引用: 岩崎隆一は幼い頃に、今一緒に暮らしている80代の親族夫婦 叔父と叔母 によって引き取られたという証言がありました。 幼い頃に一緒に暮らしていた兄弟も、実の兄弟ではなく、いとこ関係にあった兄と姉のようです。 岩崎隆一の中学校時代と高校時代の同級生が岩崎隆一についてこう述べていました。 大人しい印象• クラスでは目立たなかった• 卒業後の同窓会には出席していない• よく先生に叱られていた。 中学を卒業してからはどうなったのか知らない。 昔はキレやすい性格で、よく暴れていた。 頻繁に暴れる問題児だった。 同級生からは、常にからかわれるような存在であった。 鉛筆で友達を刺したこともある。 怒りやすい。 夜中に出歩き何をしているかわからない。 このことから、岩崎隆一は中学生の時から何かしらの問題があったようにも思われます。 犯行当時の様子 引用: 「週刊ポスト」の記者によって、岩崎隆一と一緒に住む親族夫婦がインタビューされた時の話です。 親族夫婦は岩崎隆一や今回の事件について聞かれた際、 「(自宅には)いるような、いないような。 」 「事件のことなんて何もわかりません」 「(岩崎隆一は)ほとんどいないよ。 今はいない。 」 といった返答をしていたようです。 岩崎隆一が子供の頃から50年ほど一緒に暮らしていたにも関わらずこの対応。 親族でありながら無責任な対応が見受けられるため、岩崎隆一と親族夫婦はうまくいっていなかったのかもしれません。 また岩崎隆一が幼少期の時、一緒に暮らしていたいとこの兄と叔母と3人で理髪店に行った時の話です。 叔母は兄に関しては「きれいにしてあげて。 」ということを理髪師に言っていましたが、岩崎隆一に関しては「丸刈りでいい。 」と言うなど、幼い頃から家族間で差別もされていました。 世間の反応 引用: 今回の川崎市登戸殺人事件に対する世間の反応とは、一体どのようなものなのでしょうか? 岩崎隆一は在日?! 事件が起きた後、「岩崎隆一は在日である」という書き込みが多く見られました。 容疑者の名前がはっきりとはしていない状況の時からこのような書き込みが多く見られたのです。 Twitterには「犯人は在日らしい。 」「川崎って在日多いから、犯人も在日かも…?」「在日朝鮮人による無差別殺傷である。 」といった書き込みがありました。 なぜこういった書き込みが広まったかというと、あるブログサイトに書かれたものからでした。 川崎市登戸で児童ら19人が相次いで殺傷された事件。 発生直後からネット上では、「犯人は在日」などという書き込みが相次ぎました。 言説を広げた「トレンドブログ」の存在とは。 (籏智広太 ) 【New】川崎殺傷事件、ネットに広がった「犯人は在日」の声 — BuzzFeed Japan News BFJNews 実際、岩崎隆一が在日であるという証拠はどこにもないですし、そのサイトも「在日かも…?」という風にしか記載はしておらず、岩崎隆一が在日であるかどうかはわかっていません。 岩崎隆一は知的障害者だった?! これも、Twitterなどでたびたび見受けられます。 実際、こういった悲惨かつ残虐な事件を起こしていますし、小学校や中学校・高校の時の岩崎隆一の不可解な行動から知的障害者であるといった話が広まっているようです。 登戸の事件、犯人も発達障害からひきこもりになって、その家族も川崎市に相談してたのか。 知的障害の無い発達障害は本をよく読んだり体を鍛えたりすることがある。 知識が豊富にあることが逆に否定されるとキレて暴れだすこともある。 加害者もある意味社会の中では被害者だってことかもしれない。 — ぽりこ AkibaWalker1 ですが、こちらに関しても真偽はわかっていません。 岩崎隆一は「無敵の人」?! またネット上で、岩崎隆一は「無敵の人」という話も広まっていました。 2chの創設者であるひろゆきさんが自身のブログで使い始めたことをきっかけに、主にネット上で広まった言葉になります。 こちらに関しても、岩崎隆一が「無敵の人」であったのか真相は定かではありません。 死ぬなら1人で? 「どうして関係ない人を巻き込んで自殺するのか。 」「死ぬなら勝手に1人でやってくれ。 」といった意見が多く見られました。 登戸の事件、息子と同じ年の子がなくなったと聞いて心が張り裂けそうだ。 何の罪もない人を巻き込み自分は自殺。 本当にそういう人は一人で消えて欲しい。 — marble-choco YHONDADA 確かに、なんの罪もない他人を巻き込んで自殺するのは非常に残虐なことです。 事件に巻き込まれた方の気持ちやその家族の方たちの気持ちを考えると、こういう風に思うのももっともなことでしょう。 しかし一方で、『1人にさせない方向性に向かうべきだ』という意見も見られました。 「死ぬなら1人で。 」と言い放して孤独に追いやったりするのではなく、こういった事件を起こす前に孤独から脱出させるべきだという意見になります。 岩崎隆一は残虐な事件を起こしました。 ですがその背景には 、幼少期の頃からの疎外感や愛情不足など本来は補われるべきものが不足していたのです。 こういった人を今後出さないために、人を突き放すのはやめようという考えも世間の反応にはありました。 川崎市登戸通り魔殺人事件のまとめ 引用: ここまで川崎市登戸の通り魔殺人事件についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか? 全く関係のない他人を巻き込み、岩崎隆一自らも命を落とすと言う残虐な事件でした。 犯人である岩崎隆一も亡くなったため、事件を起こした理由・真相は闇のままです。 岩崎隆一には幼少期の頃から、愛情を持って接してもらえなかったり差別をされたりとかわいそうな一面もありました。 大人になってからも引きこもり状態にあり、家族という存在もないに等しいものでした。 現在の日本には『8050問題』というものがあります。 これは、40〜64歳の推計61万人が「自宅に半年以上閉じこもっている」という中高年の引きこもり問題になります。 親の高齢化によって、介護などを理由に中高年の引きこもりが始まってしまうのです。 こういった引きこもりの方や、親の愛情不足の子供達が今後このような事件を起こさないよう「孤独にさせない社会づくり」が必要でしょう。 『無関係な人が巻き込まれてしまう事件』であったり、最近多く見られる『子供達が巻き込まれてしまう事件』が少しでも減らせるように私たちができることとは一体なんなのでしょうか?他人事とは思わず、きちんと考えていくことが大切でしょう。 川崎市登戸通り魔殺人事件は、今後何か新しい気づきがあるかもしれません。 今後の発展にも注目です。 人気の記事• 黒木昭雄 ジャーナリスト とは? 戦場に行って現地での状況を報道するも、テロ組織につかまってしまって国や多く […]• 寺内樺風とは?【埼玉県少女誘拐事件】 寺内樺風とは、現在でも忘れもしない世間を騒がせた埼玉少女誘拐事件の犯人 […]• プチエンジェル事件とは? 2003年7月に政治家の多い赤坂のマンションで小学生が監禁された事件。 それがプチエ […]• パリ人肉事件の概要 皆さんは、パリ人肉事件という事件をご存知でしょうか。 今回はこのパリ人肉事件、そし […]• 秋葉原通り魔事件とは? 『望まれずに産まれて、望まれて死んで』 【秋葉原通り魔事件 2008 】、加藤智大 […]• 永田洋子の生い立ち SEALDsの皆さんへ 自己で判例、議事録、公文書を調べて下さい。 誰かの恣意的解釈した主 […]• 京都アニメーション放火事件とは? 京都アニメーション放火事件とは、2019年7月18日に「京都アニメーション […]• ツタヤ炎上店員、三浦寿里 この投稿をInstag […]• 新実智光とは? この投稿をInstagramで見 […]• 山本圭一 圭壱 【極楽とんぼ】とは? 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川崎通り魔事件 心霊

仮出所を前に、殺人未遂の懲役囚が別の殺人事件の犯人だと名乗り出た。 その理由は何だったのか。 傍聴ライターの高橋ユキさんが、その真実に迫る。 (以下、から参照、引用) *** 獄中の告白 殺人未遂事件で服役中の彼が告白したのは長く未解決だった「通り魔殺人」だった。 神奈川県川崎市宮前区。 東急田園都市線梶が谷駅から南東2キロの距離にある通称「梶ヶ谷トンネル」は、JR貨物梶ヶ谷貨物ターミナル駅や、武蔵野貨物線の下を通る長さ約170メートルの市道トンネルだ。 2006年9月23日午前0時頃、このトンネル内の歩道で当時27歳のアルバイト・黒沼由理さんが倒れているのを通りかかった会社員が見つけた。 黒沼さんは右胸と左腹を刺されており、病院に搬送されたが約2時間後に死亡。 神奈川県警捜査一課は殺人事件と断定し、捜査を開始した。 (中略) 県警は昨年9月までに述べ2万4千人の捜査員を投入し、1万5千世帯に聞き込みを行なった。 それでも容疑者検挙には至らず、三億円事件や世田谷一家殺害事件のように「梶ケ谷通り魔事件」(以下、梶ケ谷事件)もこのまま未解決かと思われかけていた。 ところが昨年10月、事件は急展開する。 ある男が、梶ケ谷事件の容疑者として逮捕されたのだ。 男の名は鈴木洋一(ひろかず)(37)。 別件の殺人未遂事件で黒羽刑務所に服役中の一昨年1月、犯行をほのめかす葉書を宮前署に送り、任意での事情聴取が進められていたのだった。 (中略) 再逮捕された10月10日は鈴木の仮釈放予定日だった。 出所直前の殺人事件の告白は、出所も叶わぬばかりか、再びの服役生活が待っている。 窃盗犯が余罪として他の盗みを告白するのとは話が違う。 県警の捜査は続いていたが迷宮入りとなりかけていた。 黙っていればそのまま出所できたのだ。 逃げ切った事件 私は逮捕直後から半年間にわたり、勾留中の鈴木とやり取りを重ねてきた。 実は私はかつて、鈴木が梶ケ谷事件への関与を疑われながら頑として認めなかった様子を目の当たりにしていた。 それは鈴木が受刑生活を送ることとなった別の殺人未遂事件、通称「野川事件」の一審公判のときのことだった。 (中略) 警察は野川事件が発生した当初から、梶ケ谷事件についても鈴木に疑惑の目を向けていた。 近接した二つの現場、夜に1人で歩いている女性の体を刃物で2度刺すという手口。 さらに鈴木は二つの現場に近い市営団地に家族と住んでいる。 疑惑はますます深まるが、しかし梶ケ谷事件で鈴木を逮捕できる決定的な証拠が足りない。 野川事件の公判はそんな空気の中で行われていた。 08年4月の第3回公判。 検察側の被告人質問で何を聞かれても「お答えできませんっ!」を連発する鈴木に対して、不意にこの質問が飛び出したことをよく覚えている。 「梶ケ谷の事件も、あなたがやったんですか?」 当然ながら鈴木は同じように「お答えできませんっ!」と答え、弁護人は質問への異議を申し出た。 野川事件の公判で梶ケ谷事件の質問をするのは筋違いだと検察官も承知しているはず。 異議も覚悟の上だろう。 だが裁判官は異議を認めず棄却された。 優勢だと感じたのか交代した別の検察官も、同じ質問を続ける。 鈴木はやはりこう繰り返していた。 「お答えできませんっ!」 完全なる別件について検察官がこれほどしつこく追及する場面を、私は後にも先にも見たことがない。 異例の問答を私は長い間忘れることができなかった。 加えて、法廷で鈴木が見せる不満げな目つきやふてくされた態度が不気味な気迫をまとっているように見えた。 結局、鈴木には野川事件で懲役10年の判決が確定したが、公判でしつこく追及を受けた梶ケ谷事件については「逃げおおせて」いたのである。 だからこそ、鈴木が梶ケ谷事件を告白したことが不可解だった。 それは一般的には「反省」と呼べる態度ではなかった。 (中略) 問題を起こす受刑者 2009年8月に野川事件で懲役10年の判決が確定した鈴木は、黒羽刑務所へ送られている。 これは勾留中に「ベーチェット病」と診断され「医療がしっかりしている刑務所」に行きたいと本人が望んだためだ。 (中略)さらに受刑者のバイブル『』(見沢知廉/新潮文庫)を愛読していた鈴木は、著者が「天国だ」と称する八王子医療刑務所行きを画策し、医務回診で、精神科の薬を多く求めるようになった。 (中略)こののち「なんらかの規律違反を起こし」、2014年の春に、配属された工場から姿を消した。 翌年7月、鈴木は朝食時に突然倒れ、病院へ搬送された。 医師から下された診断は「脳梗塞」そして「肺炎」。 脳梗塞の影響で左半身に麻痺が残り、リハビリ生活が始まる。 ほどなくしてベッドに空きが出たことから、念願だった八王子医療刑務所へ移送された。 本人によれば、ここでの生活が梶ケ谷事件の「告白」へと至らせたということになる。 ねじ曲がった信仰 ある夜、(八王子医療刑務所の)病室のベッドで読んだ一冊の本がまず鈴木の心を動かしたという。 それは1953年7月のバー・メッカ殺人事件で死刑判決を受けた正田昭(享年40)の著作『夜の記録』(聖母文庫)だった。 (中略) 〈黒沼さんに対しては、腹部と胸部の2カ所を刺していたので、腹部の痛みは、ベーチェット病で、胸部の痛みは、肺炎として痛み苦しみを、味わったので、黒沼さんが、私の前から早くはない位の早さで、上半身がフラフラしていて、巧く走れない感じに見えて、この感覚は、「脳梗塞」の件での障害で、左半身が不全マヒになってから、「動くけど、巧く動かせない。 そしてこう書く。 〈形だけの信仰で、黒沼さんの命を奪っておいて、私のみが命を守り助けられたのは、神が私を必要とする者と感じたので、すべての罪の「せいさん」をしてから、出所をして、神のお力になりたいと……(中略)〉(同) 被害者やその遺族を思いやっての告白ではないのだ。 自分は神に必要とされている。 だから信仰に生きたい……。 その信仰の目的についても、同じように、被害者のためではなく自分のためだと綴る。 (中略)彼の「告白」により事件が前進したことは確かだが、あまりにも自分本位の改悛であった。 (後略) *** 全文は「新潮45」2018年6月号に掲載。 面会で鈴木が語った事件の詳細や動機、黒羽刑務所での鈴木が起こした騒動などを、10ページにわたり克明にレポートする。 高橋ユキ(たかはし・ゆき) 傍聴ライター。 福岡県出身。 2006年『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』でデビュー。 裁判傍聴を中心に事件記事を執筆。 著書に『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』『木嶋佳苗劇場』(共著)など。 あわせて読みたい関連本•

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