最も遠い天体。 宇宙で最も明るい天体「クエーサー」とは?

太陽系内で最も遠いピンク色の天体「ファーアウト」が発見される(日本・すばる望遠鏡)(2018年12月19日)|BIGLOBEニュース

最も遠い天体

130億光年を超える「最も遠い天体」を発見 Nature ダイジェスト Vol. 8 No. 1 doi : 10. 2011. 110128 原文: Nature 2010-10-21 doi: 10. この銀河は、宇宙の再電離時代に水素原子から電子を取り去ったものが何だったのかという問題に対して、大きな手がかりとなるはずだ。 図1:最も遠い銀河 a. 近赤外線で撮影されたハッブルウルトラディープフィールドの画像。 今までに撮影された中で最も遠い宇宙の画像である。 銀河UDFy-38135539の合成近赤外線ハッブル画像 5。 この銀河は、Lehnertらの分光観測により、これまでに観測された中で最も遠い天体とわかった 1。 銀河UDFy-38135539からの光のスペクトルのシミュレーション。 銀河の星の年齢は1億年と仮定している。 56と結論した。 彼らはこの結果をに報告した 1。 この銀河は地球から40億パーセクを超えた距離にあり、赤方偏移量 zは8. 56に達する。 2という記録を破った(ガンマ線バーストは宇宙空間で起こる1回限りの強烈な爆発現象で、光度のピークから数時間以内に減光する) 2,3。 今回の銀河はおそらく、約10億個の星からなり 4、ビッグバンから6億年以内にできたもので、今後数千万年にわたって現在私たちに見えている明るさで輝き続けるだろう。 この銀河はUDFy-38135539と名付けられている。 ハッブル宇宙望遠鏡のワイドフィールドカメラ3を使って可視光と近赤外線波長で行われた撮像観測によって、8よりも大きな赤方偏移をもつ銀河の候補とされていたものの1つだ(図1) 5,6。 5である)。 さらに、高赤方偏移天体からの光の周波数は広い範囲にわたるのが特徴だが、褐色矮星や異常な性質をもった低赤方偏移銀河なども同じような特徴をもち、こうしたほかの天体である可能性もある。 だから、画像撮影から得られた赤方偏移の推定値を確かめるためには分光観測が必要だ。 Lehnertらは、チリの超大型望遠鏡VLTの近赤外線インテグラルフィールド分光写真装置「SINFONI」を使って、UDFy-38135539を計16時間にわたって観測した 1。 56とわかった。 輝線のスペクトル強度はSINFONIの検出限界に近いので、輝線が宇宙由来であることを証明するため、彼らはいくつかの統計的テストを行った。 Lehnertらは、この輝線が0. 9%の信頼性でしか除外できていない。 12ということになる。 Lehnertらの結果 1は、観測的宇宙論において重要かつ大きな進展だ。 UDFy-38135539は今まで見つかった中で最も高い赤方偏移をもつ銀河であり天体だが、それだけではない。 ビッグバンから6億年以内に起こった宇宙の再電離時代に確かに存在していることがわかった、初めての銀河なのだ。 この時代に、宇宙に初めて生まれた天体からの放射が、ビッグバンで作られた水素原子から電子を取り去って電離させたと考えられている。 Lehnertらは、UDFy-38135539の周囲に少なくとも1Mpc(メガパーセク)の半径をもつ電離した水素ガスの泡が存在していると推測している。 泡の半径は、銀河が自身の放射によって作り出すことができるとみられる半径よりも大きい。 これは、再電離時代の電離を起こす源は、第一には、UDFy-38135539のような大きな銀河の周りに群れをなして集まっているとみられる小質量銀河だという説を間接的に裏付けるものだ 8,9。 しかし、電離を起こす源に関するこの推論は間接的な証拠に基づいたものであり、電離を起こす源も1つしか考慮していない。 これとは別に、視線方向に引き延ばされた球形ではない形の泡が存在しているのだとする説もある。 Lehnertらの研究 1の成功は、高赤方偏移天体の分光が可能であることを示したものであり、まさに刺激的だ。 UDFy-38135539はこの時代ではかなり典型的な銀河であり、ハッブルウルトラディープフィールドの小領域の中で8よりも大きな赤方偏移量をもつ可能性のある5つの天体の中で3番目に明るかったにすぎない 5。 もっと明るく、分光観測をしやすい、8程度の赤方偏移量をもつ天体はおそらく、ハッブル宇宙望遠鏡を使って始まったばかりの深宇宙観測計画「CANDELS」で見つかるだろう 12。 しかし、今後の観測は必ずしも簡単ではないはずだ。 観測時の雑音レベルは、大気中の原子や分子の輝線のために波長によって大きく異なるからだ。 2010年代の後半に、30メートルクラスの次世代地上望遠鏡とジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が登場し、こうした観測上の問題の多くを克服するだろう。 しかし、宇宙の再電離を引き起こした源のトポロジーとその正体を突き止めるためには、新しい望遠鏡の完成を待たなければならないということはないはずだ。 Lehnertらが示したように、現在の地上の観測機器で高い赤方偏移量をもつ天体の分光観測を行うことは、とても意味のあることだ。 (翻訳:新庄直樹) Michele Trenti、コロラド大学宇宙物理学・宇宙天文学センター(米国)。 参考文献• Lehnert, M. et al. Nature 467, 940—942 2010. Tanvir, N. et al. Nature 461, 1254—1257 2009. Salvaterra, R. et al. Nature 461, 1258—1260 2009. Stark, D. et al. Astrophys. 697, 1493—1511 2009. Bouwens, R. et al. Astrophys. 709, L133—L137 2010. McLure, R. et al. Mon. Not. Astron. Soc. 403, 960—983 2010. Iye, M. et al. Nature 443, 186—188 2006. Zahn, O. et al. Astrophys. 654, 12—26 2007. Trenti, M. et al. Astrophys. 714, L202—L207 2010. Steidel, C. Astrophys. 717, 289—322 2010. Dijkstra, M. Mon. Not. Astron. Soc. doi:10. 1365-2966. 2010. 17112. x 2010. キーワード• おすすめ記事.

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最高到達点は8000億光年先!一番遠い宇宙へ行ったのは誰だ?

最も遠い天体

14 Fri posted at 14:55 JST (CNN) 人類が宇宙探査機で到達した中で最も遠くにある天体について、詳しい観測データが13日に開かれた米科学振興協会の年次会合で明らかにされた。 データの詳細な分析を通して太陽系の起源に関する知見が深まると研究者らは期待を寄せている。 この天体は地球から約64億キロ離れた冥王星以遠のカイパーベルト天体内に位置する。 昨年1月、米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」が天体へのフライバイ(接近通過)に成功した。 当初は「ウルティマトゥーレ」と呼ばれたこの天体だが、昨年11月に「アロコス」と改名されていた。 NASAによれば「アロコス」という語は、ネイティブアメリカンの複数の部族の言葉で「空」を意味する。 別々に形成された2つの天体が1つに合わさった形状のアロコスは、惑星の形成過程でできる「微惑星」と呼ばれる小天体に属する。 探査機から送られた画像はそれぞれの天体がパンケーキのように平べったいことを示しているが、見方によってはピーナッツや雪だるまにも似ている。 大きさは米国のシアトルの面積と同程度で、数十億年を経てもその姿はほとんど変わっていないとみられる。 研究者らによると、アロコスの表面は凍結したメタノールと特定できない複雑な有機分子に覆われている。 赤茶けた色をしているのは、これらの有機分子が原因である公算が大きい。 他の天体が衝突した跡とみられるクレーターも数多く見つかっており、このうち最大のものは直径が約6.9キロある。 ニューホライズンズの調査員を務めるウィリアム・マッキノン氏はアロコスについて、上記の2つの天体が 「激しく衝突して現在の形状になったというよりは、むしろ複雑なダンスを踊るように互いの周りをゆっくりと回りながら一体化していったようだ」と指摘する。 今回入手できたデータの分析により、そうした天体の成り立ちを想定することも可能になったという。 00 ID:jygmXXOp0 >アロコスの表面は凍結したメタノールと特定できない複雑な有機分子に覆われている。 >NASAによれば「アロコス」という語は、ネイティブアメリカンの複数の部族の言葉で「空」を意味する。 58 ID:GiIqBXZtd 目玉おやじが風呂に入りながら化石になったか.

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観測史上最も遠い天体 GN

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探査機が訪れた太陽系内で最も遠方にある天体・アロコス 世界の果てを意味する改め、アメリカの先住民族のひとつポウハタン族の言葉で「空」を意味する「 アロコス」が正式名称となった、太陽系外縁天体探査機ニュー・ホライズンズが訪れた太陽系内で最も遠方にある天体。 天体の重力を利用する事で、燃料を使わずして軌道修正や速度調整を行う事が出来るフライバイ。 時速数万キロの高速で飛ぶニュー・ホライズンズにとって、直径が30キロ程度のアロコスのフライバイはほんの一瞬の出来事だったため、残念ながらアロコスの詳しい探査は出来ていません。 ちなみに、地球からアロコスまでの距離は平均で約65億キロもあり、ニュー・ホライズンズが探査を行った冥王星よりも20億キロ以上外側を公転する天体で、エッジワース・カイパーベルトに属しています。 「画像参照:ニュー・ホライズンズの航路と小惑星アロコス(2014 MU69)の軌道(Wikipediaより)」 奇妙なカタチの天体アロコスの特徴 探査機が訪れた太陽系最外縁部の天体アロコスにニュー・ホライズンズが到達し、フライバイを実施したのが2019年1月1日の事。 ニュー・ホライズンズがアロコスに接近し分かった事は、この天体が非常に奇妙なカタチをしている事でした。 まず目を引くのが、2つの天体が合体したかに見える雪だるまかピーナッツのような形状。 さらには球状ではなく、パンケーキのような平べったい形状である事です。 「動画参照:YouTube 」 このアロコスの独特とも言える形状は、太陽系形成初期の段階で造り上げられたモノだと推測されており、元々は別々に形成された2つの天体が衝突し合わさった惑星の形成過程で成長が止まった状態の 微惑星に分類されている天体だと思われています。 Sponsored Link カイパーベルト天体の特徴が垣間見える微惑星・アロコス 天体アロコスは直径30キロほどで小さな天体ではありますが、ただ面積に関してはアメリカの都市・シアトルに匹敵する大きさだと言います。 また微惑星であるアロコスは、前述もしたように惑星として形成過程で成長が止まり、その姿は数十億年も変わっていないモノとも思われます。 形状こそ2つの天体が合体したアロコス。 その表面も特徴的で、凍結したメタノールと複雑な有機分子で覆われており赤茶けた色をしています。 さらには、小天体が衝突して出来るクレーターはそれほど多くはなく、それが意味する事は、小天体同士の激しい衝突で形成されたモノではなく、元々あった微惑星がゆっくりと合わさり一体化したのではないか?との指摘もあります。 つまり、無数の小天体が存在しているエッジワース・カイパーベルト領域において、惑星が形成される前の微惑星等の残骸が多く残り、アロコスもそのひとつに過ぎないのではないか?という事のようです。 画像参照:」 何故、このような微惑星が多く残ったのかについては、太陽から遠く離れたこの領域では、太陽の潮汐力も小さいため惑星を形成するため、微惑星同士の激しい衝突が起こっておらず、軌道長半径が広く離心率も大きいことにより、完全な惑星形成までには至らなかった天体が多く存在していると考えられています。 エッジワース・カイパーベルトは太陽系初期のタイムカプセル? 今回、探査機ニュー・ホライズンズがフライバイ(接近通過)の行程で探査を行った微惑星・アロコス。 そもそも太陽系が誕生した際、原始太陽の周りには 「原始惑星系円盤」と呼ばれるガス円盤を形成します。 画像参照:原始惑星系円盤のイメージ図(自然科学研究機構 国立天文台より)」 この原始惑星系円盤の中で漂う塵やガスが重力の影響で融合・衝突を繰り返し、微惑星を形成。 そして、それら微惑星が衝突を重ね少しずつ成長。 最終的に惑星や衛星を創り出していきます。 地球や火星等の惑星はそのような過程を経て誕生したと考えられていますが、そもそも重力の弱かった太陽系外縁部は微惑星のまま残ってしまい、その残骸のようにエッジワース・カイパーベルトが出来たのだと考えられています。 そのため、この領域には冥王星やエリスといった直径数百~数千キロ程度の準惑星は存在するモノの、惑星のような巨大な天体にまでは成長しない。 つまり、微惑星が多く存在するこの領域は太陽系初期の状態が残るタイムカプセルのようなモノで、太陽系の起源を解明するにはエッジワース・カイパーベルト天体を調査する事が近道ではあると思いますが、やはり地球から数十億キロ以上もある最遠の天体領域のため、今回の微惑星・アロコスにおける探査データは貴重なモノとなりそうです。 ちなみに、2019年1月1日にアロコスでのフライバイを行った探査機ニュー・ホライズンズ。 現時点(2020年3月)においてもアロコスで行った観測データを送り続けており、まだアロコスの詳細な分析は終わっていません。 そしてニューホライズンズの観測データを全て取り終えるのが2020年の末頃。 これが終われば、新たな太陽系最遠天体の謎が解けるかも知れません。

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